第1回 ふすまの張替え 徹底解剖!

2018/03/08 ブログ
ロゴ

こんにちは、巧リフォーム代表職人の西山です!

このブログ「ふすま・障子・網戸から始まるお家の

健康術」では、

ふすま・障子・網戸等の知られざるヒミツやお手入れの

コツを全12回にわたってご紹介していきます。

第1回目はふすまを徹底解剖!

 

ふすまには2種類ある!

全部同じに見えるふすま、実は大きく分けて2種類

あるんです。

■和襖(わぶすま)…主に押入れに使う

■戸襖(とぶすま)…主に和室とリビング・廊下などの境に使う

 

 

 

和襖(わぶすま)の張替え方法

和襖は枠、土台(木)、台紙、ふすま紙の4枚構造です。

 

①枠を外す

 

②紙をはがす

 

③新しい紙を張る

 

④枠をつけて完成

 

 

戸襖(とぶすま)の張替え方法

戸襖は土台(木)、ベニヤ板、ベラ(縁)、ふすま紙の

4枚構造です。

 

 

①ふすまを水で濡らして紙を剥がす

 

②乾かす

 

③やすりをかけて剥がし残しを取る

 

④新しい紙を張り、はみ出した部分を切って完成

 

 

紙の種類と選び方のポイント

ふすま用の紙は大きく分けて2種類あります。

≪織物≫

糸が入っていて、比較的丈夫なものが多い。光沢や

キラキラ装飾がある華やかなものが多いですenlightened

 

 

≪鳥の子≫

糸が入っていないもの。「新鳥の子」と呼ばれる

安いものから、「本鳥の子」と呼ばれる高級品まで

幅広いが、織物と比較すると耐久性に劣るものが

多い。

どんな家にも合うシンプルなデザインが多いですねenlightened

 

 

 

織物と鳥の子どちらにするか、迷った場合は織物

おすすめしています。

織物は糸が入っているので耐久性に優れています。

鳥の子は糸がない分、耐久性に劣るものが多く、

下地が透けて見える場合が多いです。

また、どちらのふすまでも安価なものは張力が強く、

和襖の場合は紙の力に引っ張られて本体が変形して

しまう恐れがあります。

戸襖は本体の変形はしませんが、張力が強いと

紙が剥がれる方向に力が働くので、下地を

痛めやすくする原因となります。

 

せっかく張替えるなら、総合的に考えて

中級以上の織物の方が結果的に長持ちして

コスパが良くなると思います。

 

巧リフォームへふすまの張替え相談をする!⇒お問い合わせはこちら

 

ふすまのあれこれ、いかがでしたか?

次回は「第2回 障子の張替え 徹底解剖!」4月更新予定です。お楽しみに!