第1回 ふすまの張替え 徹底解剖!
こんにちは、巧リフォーム代表職人の西山です!
このブログ「ふすま・障子・網戸から始まるお家の
健康術」では、
ふすま・障子・網戸等の知られざるヒミツやお手入れの
コツを全12回にわたってご紹介していきます。
第1回目はふすまを徹底解剖!
ふすまには2種類ある!
全部同じに見えるふすま、実は大きく分けて2種類
あるんです。
■和襖(わぶすま)…主に押入れに使う
■戸襖(とぶすま)…主に和室とリビング・廊下などの境に使う
和襖(わぶすま)の張替え方法
和襖は枠、土台(木)、台紙、ふすま紙の4枚構造です。
①枠を外す
②紙をはがす
③新しい紙を張る
④枠をつけて完成
戸襖(とぶすま)の張替え方法
戸襖は土台(木)、ベニヤ板、ベラ(縁)、ふすま紙の
4枚構造です。
①ふすまを水で濡らして紙を剥がす
②乾かす
③やすりをかけて剥がし残しを取る
④新しい紙を張り、はみ出した部分を切って完成
紙の種類と選び方のポイント
ふすま用の紙は大きく分けて2種類あります。
≪織物≫
糸が入っていて、比較的丈夫なものが多い。光沢や
キラキラ装飾がある華やかなものが多いです
≪鳥の子≫
糸が入っていないもの。「新鳥の子」と呼ばれる
安いものから、「本鳥の子」と呼ばれる高級品まで
幅広いが、織物と比較すると耐久性に劣るものが
多い。
どんな家にも合うシンプルなデザインが多いですね
織物と鳥の子どちらにするか、迷った場合は織物を
おすすめしています。
織物は糸が入っているので耐久性に優れています。
鳥の子は糸がない分、耐久性に劣るものが多く、
下地が透けて見える場合が多いです。
また、どちらのふすまでも安価なものは張力が強く、
和襖の場合は紙の力に引っ張られて本体が変形して
しまう恐れがあります。
戸襖は本体の変形はしませんが、張力が強いと
紙が剥がれる方向に力が働くので、下地を
痛めやすくする原因となります。
せっかく張替えるなら、総合的に考えて
中級以上の織物の方が結果的に長持ちして
コスパが良くなると思います。
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ふすまのあれこれ、いかがでしたか?
次回は「第2回 障子の張替え 徹底解剖!」4月更新予定です。お楽しみに!
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